農薬や化学肥料は環境に負荷を与えます。ワラや販売できなかった野菜を大量に処分すれば、やはり環境に負荷を与えます。農業はもともと資源を無駄にしない管理生産体制でした。
たとえば、野菜を収穫したあとの残った葉っぱやワラなどは、家畜の餌になったり、土にかえして豊かな土壌を育みます。家畜は牧草や穀物を食べ、堆肥はやはり豊かな土を育みます。
単に農薬を使わない、化学肥料を使わないことを有機と呼ぶのではなく、このような農業が本来持っているべき循環型のシステムを有機農業と呼ぶのです。何一つ無駄なものが生まれないので、環境をはぐくみこそすれ、決して環境に負荷をかけません。
有機農業というと大変なようですが、本来農業があるべき姿に立ち返るのだと考えれば、やる気さえあれば、誰にでも取り組めるものなのかもしれません。